2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2021年5月31日(月)

淡々と、機械的に日々の雑務をこなそうと意識していて、それはある程度成功しているように思う。が、すこしの油断が致命的になる。常に気を張り詰めていなければならない。気落ちして時間を浪費するくらいなら有効的に使いたい。なかなか切り替えられないこ…

2021年5月21日(金)

純粋。それはきわめて危険な人筋道、というよりもっときわどい綱渡りのようなものです。道ならばまだしもひろがりがあり、道草もゆるされます。おなじ野面をあるいてゆく人びととことばを交しあい、それによってなぐさめられ、ゆたかな明日への糧とすること…

2021年5月14日(金)

知人に虚無のうさぎをもらいました。かわいいです。 思い出そう おまえが今よりももっと美しかった昔を おまえは森を駆けめぐり 銀いろの月光にぬれ 緑いろの瞳を闇に燃やした あるときは 背にきらきらと霜がおりたが こいびとの熱い舌が それを溶かした わ…

2021年5月10日(月)

メルカリで購入した詩集の支払い手続きをコンビニで済ませた帰り、蜂に追われる。メルカリで詩集を買った罰かもしれない。メルカリで詩集なんて買わなければ良かった。ああ、メルカリで詩集なんて……。(このフレーズ、気に入った。メルカリで詩集。) 夕方、…

2021年5月7日(金)その2

眠い目をこすりつつ信号が青に転ずるのを待っていたら、車体に「独立した定温の世界へ」と書かれたトラックが通り過ぎていった。初めて見た、あお、あお、つめたい、こおり。できることなら気圧と情緒も安定した世界に連れていってほしい。えーんえんと泣き…

2021年5月7日(金)その1

履歴書ではないけれど、紙面に長所と短所、それに特技を記さねばならず、小一時間うんうん唸る。短所ばかりが思い浮かび、希死念慮という毒が身体に廻りかけたので、インターネットを頼ってありふれたことを書く。特技はピアノにした。でも長いブランクがあ…

2021年5月4日(火)

オーストリアつながりになるが、リルケの『若き詩人への手紙・若き女性への手紙』を読み終えた。手記も詩集も読みさしなのだけど、リルケを読みたいひとに対して訳者がまず勧めるのはこの本らしく、結果的には良かったのかもしれない。 あなたは御自分の詩が…

2021年5月2日(日)

帰省して本を読んだり眠ったりSNSを徘徊したり、ふだんと変わらないことをしている。決定的に異なるのは実家にはワンコがいるということで、彼を目の前にするとわたしの他愛ない思考は頭の片隅に追いやられ、単なる溺愛者になってしまう。わたしが頻繁に帰省…