2023年8月8日(火)

 昨夜に引き続いて朝まで電話番をした。朝は欠勤・遅刻することを伝えるために職員からの電話が入ることが多く、そのうちのひとつに上司からの電話もあった。どんな用事だろうと思い軽快な調子で応対したところ、兄弟が急死したので仕事を暫く休むという内容だった。こういうとき、どういう風に声をかけるのが適切なのかよくわからない。ご愁傷様です? 違う。電話を切ってから、上司の心境を思って涙ぐんだ。このひとに兄弟がいたことさえ知らなかったというのに。ひとがいつか、いつでも死んでしまうということが昔からずっとかなしい。

 

 午前中は数人の患者さんと面接したり、若手の医師と談笑したりして忙しく働いた。当直で疲れたので午後は有休。夕方に歯医者へ行って取れた銀歯をくっつけてもらうよう頼んだが、形が合わずなにも処置されずに帰ってきた。代わりに虫歯が幾つも見つかった。