2021年9月16日(木)

私は非常に長い間、外の明るい世界にいた。

どよめくような世の営みに私はなずまない。

よそのどちらにも引き寄せられないで、

私は自分の心の中に住んでいたい。

(「雨」部分『ヘッセ詩集』高橋健二 新潮文庫 S25.12)

 約3週間の実習が終了した。それまでせきとめていた疲労が一挙に解放され、今は心身ともにぐったりしている。そのうえ昨日は針を腕に刺され、倦怠感が増してしまった。実習先は山のふもとで、前半は始発列車、後半は付近の宿泊施設から通った。大勢の人と喋り、個人情報を閲覧し、その日の出来事を書き連ねた紙を指導者へ提出する毎日。途中、護身術のようなものを習ったりもした。夏季休暇が明けたら報告書を書いたりするようなので、束の間の休息を謳歌しようとおもう。